組織課題とは?具体例から解決法までわかりやすく解説!

組織課題とは

「組織課題」とは、会社経営において組織全体が理想のイメージから、どれくらい離れているかを分析し、そこで浮かび上がってきた課題のことです。

自社の目標や、経営方針の考えを見直し、組織課題を解決する施策を社内全体で考えることで、会社の本来あるべき姿に近づくことができます。

売り上げや利益だけでなく、職場環境の改善や、将来を見据えた顧客開拓など、持続可能な企業発展につなげるためにも、組織が抱える課題に向き合い、社内全体で解決策を考える必要があります。

組織課題の見つけ方

組織マネジメントのフレームワークの基礎である以下の経営資源「7S」を分析し、それぞれが適正であるか否かを判断することで組織課題を見つけ出すことをおすすめします。

1.戦略(Strategy)

「Strategy(戦略)」とは、組織における現状のマーケット分析や今後の戦略や方向性または優先順位などのことを指します。

組織の理念にあった戦略が実行されているか、現状のマーケットに応じた具体的な戦略が練られているのかなど、分析することが重要です。

2.組織(Structure)

「Structure(組織構造)」は組織の理念やビジョン、行動指針などのことを指し、組織のメンバー全員に対して、組織の価値観がどれくらい浸透しているのか、暗黙のルールとは何かを分析します。

有能な人材がそろっていても人材配置が最適でなければ、十分なパフォーマンスを発揮できないため、上司や部下、社員同士が普段どのようにコミュニケーションを取っているのかなども分析します。

3.システム(System)

「System(システム)」は組織内の社内情報システム、予算管理の仕組みや評価制度、目標管理制度などがそれにあたり、それらのシステムが本当に現状に対して最適であるかどうかなどを分析します。

4.スキル(Skill)

「Skill(能力)」とは、個々のスキルではなく、組織として強みとなるスキルのことをさし、マーケティング力、営業力、技術力、開発力など、組織が有するさまざまなスキルの中でも、どのスキルが最も優れているのかを分析します。

5.人材(Staff)

「Staff(人材)」とは、経営資源のなかでも「ヒト」に関する情報をさし、組織に対して、適切な人材を採用できているか、適切な人材育成が行われているか、社員それぞれのモチベーションは充分に維持されているか、などを分析します。

6.社風(Style)

「Style(経営スタイル)」は、組織の経営方針や社風などのことを指し、トップダウンやボトムアップのような、意思決定の方法なども経営スタイルに含まれます。

7.価値観(Shared Value)

「価値観」(Shared Value)は、組織とそこに属する全メンバーの行動の基準となる考え方のことであり、経営サイドと個人サイドの価値観も含まれます。

企業においてこの「行動の基準となる考え方」は、2つあり、ひとつは「基本理念=長期的な企業の存在目的」と呼ばれるものでありもうひとつが「ビジョン=中期的な具体的目標」です。

組織課題の具体例

1.人材育成の効果が薄い

人材育成はもっとも代表的な組織課題として悩ましい問題であり、OJTや社外・社内研修に力を入れてみても、優秀な社員を育てることはなかなか難しいのが実情です。

既存社員は、毎日同じようなマンネリ化した業務をこなしていくうちに、仕事の成長を感じられず「このままでよいのだろうか」という疑問を抱きやすくなります。

また、新入社員の場合は、社風や人手不足の観点から部署内の教育体制が不十分な場合、仕事を覚える前に離職者が出てしまう原因につながりやすくなります。

業界や業種によって差はありますが、人材育成方法の見直し(個人のスキルアップや教育に関わる取り組み)は、企業が長期的に事業を継続する上で必要な課題になります。

2.戦略や理念などが全員に浸透していない

経営戦略や経営理念が社員全員に浸透していなければ、結束力の弱い組織になってしまい企業のさらなる成長は見込めません。

そもそも経営戦略や経営理念が明確でないという致命的な問題もあると思いますが、経営層と従業員が違う方向を向かないように、戦略や理念を組織全体に浸透させる努力が必要です。

3.職場の人間関係の悪化

仕事を進めるには、社員同士のコミュニケーションが欠かせませんが、仕事に対する価値観があまりにも違いすぎると、どうしても会話の数や配慮が減り、コミュニケーションが滞ってしまいがちです。

その結果、報告・連絡・相談も滞り、仕事のミスやトラブルにつながり、ひいては職場環境の悪化や社内いじめ、ハラスメントなどの大きな問題につながることも考えられます。

職場のコミュニケーションや人間関係の課題は、大きなミス、トラブルが起きてしまう前にできる限りリスクの芽をつんでおくと、未然に防ぐことができるでしょう。

4,業務体制・仕事量に関する課題

社員ひとりあたりの仕事量や残業時間が多すぎるのも問題であり、部署ごとの業務体制は、ひとりの社員が仕事を効率よく進められるかどうかで体制を整えるべきです。

ありがちな問題として、経営のためにコストカットをし過ぎてしまうと社員の人数が足りず、大きな業務負担がひとりに集中してしまうケースがあります。

一人当たりの仕事量の過度な増加は、責任が分散されず裁量権も減ってしまい、社員の心身の病気につながる可能性が高まり、社員の定着化が図れない負の連鎖が生まれます。

組織課題の解決方法

ステップ1:解決する課題の選定

たくさんの課題を見つけ出した後は、一気に解決を図りたいところですが、数多くの課題に対して一度に取り組むことは効率が悪く、しかも解決に至らないことがよくあります。

よって、重要なことは、解決に取り組む課題の優先順位を決めて、1つずつ選び、確実に解決していくことであり、最も障害となる課題が何なのかを把握しておきましょう。

ステップ2:課題の共通認識の構築

取り組むべき課題が決まったら、次はその課題を社内のメンバーと情報共有することで、組織としてまとまりのある解決の取り組みが可能になります。

そして単に解決する課題を伝えるだけでは不十分であり、「なぜ今、この課題を解決するべきなのか?」といった理由を含めて共有しておくと、スムーズに課題を解決することが可能です。

ステップ3:課題発生の理由や原因の究明

課題の発生原因や理由がわかっていない場合は本質的な課題解決となっておらず、対処療法的に課題を一時的に解消したとしても、再び同じ課題が生じてしまうでしょう。

二度と同じ課題に取り組むことがないようにするためにも、課題が発生した原因や理由を明確にして、本当にその解決策で本質的な解決となるのかを検討することが必要です。

まとめ

成長を望む会社において、組織課題はついてまわるものであり、そのつど乗り越え続けなければ、更なる発展は望めません。

そして適切な課題の発見や解決策が実現できれば、いかなる状況の変化やトラブルに見舞われても、冷静に対処することができます。

もちろん課題の発見や解決策を見つけ出すには現場で働く社員の意見や要望が非常に重要な要素でありデリケートな部分に充分注意しながらヒアリングや面談で情報収集することも必要です。

効果的な解決策を検討するためにも、まずは自社における課題の「見える化」に取り組み、優先順位を決め、「なぜ」にこだわりながら、社内全体の情報共有をすすめてみましょう。

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