ビッグデータとは?定義から実用事例までしっかり解説!

近年、中小企業においてもIT化が進む中、「ビッグデータ」と呼ばれる企業にある膨大なデータを活用する試みが進んでいます。

企業にある膨大な情報をうまくビジネスに活用することで、業務効率化や売り上げアップなど、多くのメリットを享受できます。

そこで本記事では、「ビッグデータの概要やメリット、活用例」について解説します。

自社が保有するデータの活用方法にお困りの企業担当者の方は、最後までお読みください。

ビッグデータとは

ビッグデータとは、数テラバイトにも及ぶ膨大な量の情報のことで、企業にて蓄積された顧客情報や販売履歴、音声などが当てはまります。

具体的には、以下のような「パーソナルデータ」「オープンデータ」「産業データ」の3つのカテゴリに分類されます。

パーソナルデータ顧客の属性情報や購買履歴から収集された個人情報
オープンデータ政府や地方公共団体など公共機関から社会的に公開されている外部データ
産業データ工場等の生産現場におけるIoT機器から収集されるデータ

ビッグデータはビジネス上での利用価値が高く、戦略的施策の策定など、新たなビジネスの創出や意思決定に役立ちます。

ビッグデータを企業が活用するメリット

ビッグデータを企業が活用するメリットについて解説します。

  • 現状を正しく把握しデータに基づいたマーケティングを行える
  • 新しいビジネスの創出

ビッグデータを活用するメリットを正しく理解しましょう。

メリット①:現状を正しく把握しデータに基づいたマーケティングを行える

ビッグデータを企業が活用するメリットの1つ目として「現状を正しく把握しデータに基づいたマーケティングを行える」ことが挙げられます。

具体例として、「スシロー」では、皿のICタグによる膨大なデータから時間帯別の需要を予測し、ネタの種類や皿数をコントロールしています。

この例のように、マーケティングに必要な顧客行動の分析や効果検証などをスピーディーに行うことができます。

また、属人化しやすい中小企業に関しては、特に熟練の従業員が経験値や感覚に頼ってビジネスを動かすケースが多々あります。

そこで、ビッグデータを使って顧客の購買行動等を分析することで、熟練度に関係なく正しく状況を判断できるようになるメリットもあります。

メリット②:新しいビジネスの創出

ビッグデータを企業が活用するメリットの2つ目として「新しいビジネスの創出」が挙げられます。

例えば、製造業メーカーにおいて、製造情報や保守情報、稼働状況など一貫して把握できていないことが多い。

ビッグデータを分析し、稼働状況を把握できれば、保守や点検といったアフターセールスに関する新しいビジネスを創出することにつながります。

デジタル化が進み新しい製品には多くのセンサーが付いているため、センサーからの情報の活用によってビジネスの付加価値を生み出します。

企業におけるビッグデータ活用事例

最後に、各業界の企業におけるビッグデータの活用事例についてご紹介します。

  • 小売業
  • 飲食業
  • 医療
  • 製造業

それぞれの業界にて、どのようにビッグデータが活用されて効果を上げているのか、詳しく見ていきましょう。

事例①:小売業

小売業では、多様化する顧客の潜在的な需要を推測することが難しく、度々品切れや過剰在庫による損失の発生が課題となることがしばしばです。

そこで、過去の販売実績データや気象データ、在庫管理データなどのビッグデータを活用して需要予測を行うことで、在庫量や販売数を最適化するシステムを導入します。

例えば、コーヒー飲料を主力商品とする飲料メーカーの「ダイドードリンコ」では、消費者アンケートと消費者の視線データを分析し、自動販売機における販売商品の配置を決定しています。

データ分析結果を参考に、コーヒー商品を陳列したところ前年比1.2%も売り上げが増加することとなりました。

ビッグデータを活用することで、人間の能力や経験では補うことができないような、売り上げに直結する要因を明らかにできます。

また、この例のように、複数の相関性が高いデータを組み合わせ分析することで、新たな知見や効果がさらに期待できる例も多数報告されています。

事例②:飲食業

飲食業では、新型コロナウイルスの影響もあり、来客数の減少や新規客の獲得に苦戦している企業も少なくありません。

そこで、見込み客へのアプローチ方法の探索に、ビッグデータが活用されています。

飲食業で用いられるデータの特徴として、それぞれの店舗が保有する顧客データだけでなく天気やイベントなど外的データも必要となるケースもあります。

例えば、京都に店舗を構える「イソスタンド」では、新型コロナウイルスの感染拡大による影響から客足の激減に悩まされていました。

新たにテイクアウト・デリバリーサービスを始めましたが、Instagramを利用した告知の効果も薄く、客足が増えることはありませんでした。

そこで、位置情報ビッグデータを活用した効果的なポスティング方法を採用し、結果的にこれまでポスティングの対象外の地域でのニーズを発見することが出来ました。

飲食業において、テイクアウトやデリバリーサービスといった新規事業や未開拓のエリアへの新店舗出店など、ビッグデータを活用したマーケティング効果が期待されます。

事例③:医療

医療業界では、新薬開発や遠隔医療、新たな医療技術・医療機器開発に役立てるため、ビッグデータの活用が注目を集めています。

「医療ビッグデータ」とも呼ばれ、問診情報・各種検査結果・お薬手帳・健康診断の記録・レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)といった医療や健康、保健に関わる幅広いデータが含まれます。

例えば、日本調剤グループや日本医薬総合研究所など、企業と企業同士や企業と医療研究機関がデータ収集の段階から共同で行うケースがあります。

日本調剤の子会社「日本ジェネリック」では、新しい服用方法の開発で処方箋データとレセプトデータを利用しています。

レセプトデータを利用することで、疾患推移が推測できるため、重症化する前に効果的な薬の処置を行う等、治療に関する応用も行われています。

医療現場における人材不足や超高齢化社会における医療の発展など、日本のさまざまな医療の問題を解決するために、医療ビッグデータの分析と活用に期待が寄せられています。

事例④:製造業

製造業における工場の製造装置・設備には、多くのセンサが使われているため、ビッグデータ活用に対して高いポテンシャルを持ちます。

そのため、「スマートファクトリー」という取り組みの元、製造工程のオートメーション化や調達など、ビッグデータの活用が著しく進んでいる分野でもあります。

ある製造会社では、外観検査において、ラインを流れる製品のチェックをベテランの判断に依存していました。

しかしながら、新規採用数の減少により高度なノウハウの継承が難しいといった工数確保の課題がありました。

そこで、当該企業にて蓄積された製品のビッグデータと他社のAI技術を活用し、経験に依存しない検知システムの導入に至りました。

ビッグデータの活用により、熟練の従業員に依存しなくなるため、生産性の大幅な向上や品質情報の確立などが期待されます。

また、こちらの事例は、令和元年に公表された中小企業庁による「中小企業のAI・データ活用について」を参考にしました。

今回ご紹介する事例以外にも掲載されていますので、ご興味がある方は一読ください。

まとめ

今回、ビッグデータ活用の成功事例について4つご紹介しました。

ビッグデータを上手く活用することで、売上・生産性の向上や新規顧客獲得、新規事業の創出など、様々な効果が期待できると言えます。

ビッグデータは大企業だけでなく、中小企業にも膨大に蓄積されています。

本記事でご紹介した事例を参考に、自社でもご検討されてみてはいかがでしょうか。

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