プレスリリースとは?配信する目的や効果的な文章構成を徹底解説!

プレスリリースとは

プレスリリースとは、企業の広報担当者が自社の新商品や新サービスなどを、メディア関係者や報道機関に向けて、発信する文章のことを指します。

用語としては「プレス(press/新聞・新聞社)」と「リリース(release/発表・公開)」の2語を、組み合わせた造語となっています。

プレスリリースを発信する目的としては、自社のサービスや活動を各種報道機関に取り上げてもらうことによって、認知度を高めていくことです。

広告との違い

広告との一番の大きな違いは、ターゲットです。

広告は、基本的に一般消費者に向けて行います。

一方、プレスリリーは、報道機関やTV、新聞、ニュース記事サイトなどに向けて、PRを行っていきます。

つまりプレスリリースには、第三者である報道機関やメディアを介して世間に発信するため、社会に対して信用や共感、支持を得られやすいといったメリットがあります。

プレスリリースの種類

それでは、企業がプレスリリースを発信する際、どのようなことを発信していけば良いのでしょうか?

代表的なカテゴリは以下の通りです。

・新サービス/新商品の発表

・セミナー/イベントの開催告知や開催レポート

・キャンペーン告知

・新規事業立ち上げや企業買収などの企業動向

プレスリリースは、企業の新商品や事業の動向などを、裏付けのある根拠のある状態で、発信を行う必要があります。

そのため、報道関係者に取り上げてもらいたいからといって、「日本初」や「業界シェア率No.1などの情報を根拠なく発信することはNGです。

また、単なる「お知らせ」も、プレスリリースとしては不適切です。

報道機関に取り上げてもらうために必要な要素

では、自社のプレスリリースを報道機関に取り上げてもらうためにはどのような内容で発信するのが良いのでしょうか。

具体的な要素は以下の通りです。

1.目新しさや斬新さがある内容

新規事業や日本初上陸の新商品発表など

2.希少性や意外性のある内容

新ジャンルのサービスや、今までなかった画期的な新商品の発表など

3.唯一無二で特異性がある内容

今までなかった革命的な新サービスや、限定的なターゲット向け(80年代の老夫婦向け)に行う新商品発表など

4.人間性やドラマがある内容

感動体験ができるイベント告知など

5.社会性のある内容

時流やトレンド、旬に合わせた新商品発表など

6.実績や記録を発表する内容

「FC加盟店舗数10,000店舗突破」といった、記録達成やランキングなどの発表

7.実利やお得感のある内容

「効果が得られなかったら全額返金キャンペーン開始!」など、消費者がお得になるキャンペーン発表など

8.経営・国際性のある内容

企業のSDGs活動などの社会貢献などに関する発表

以上8つが報道機関に、取り上げてもらいやすい要素です。

単に新サービスを開発したからといって、それを闇雲に発信してもメディアが取り上げてくれるとは限りません。

報道関係者が各企業のリリース文を読む際に考える事としては、「これは新しいジャンルのものなのか?」「話題になりそうか?」「このサービスは人の心を掴むことができるか?」といったことを、考えながら自分達のメディアで取り上げるか否かを検討します。

要するに、安直な企業の業績自慢や売り込みの激しい新商品発表を行っても一向に取り上げられることはありません。

まずは、上記の8つの要素を取り入れながらリリース文を書くことをお勧めします。

プレスリリースのメリット

上記8つの要素を網羅し、プレスリリースを発信することによって、以下のメリットを得ることができます。

メリット1.マスメディアで取り上げられる可能性がある

まず1つ目のメリットはTVや新聞などのマスメディアで、取り上げられる可能性が高まる点です。

プレスリリースを配信することにより、メディア関係者から取材依頼が来たり、プレスリリースの内容がそのままニュースサイトに転載される場合もあります。

メリット2.ステークホルダーにも情報発信ができる

プレスリリースは、メディア関係者だけでなく、自社の社員や一般消費者にも、企業の取り組みを伝えることができます。

また、公的な文章であるため、投資家や株主、取引先企業にも効果的にPRを行うことが可能です。

ステークホルダーについて詳しい内容はこちら

メリット3.資本提携などのきっかけになることもある

前述の通り、プレスリリースはメディア関係者以外にも、投資先を探している投資家や、提携企業を探す企業もチェックしています。

そのため、事業の将来性が注目され、思いもよらない連絡が入る可能性もあります。

メリット4.広告費をかけることなく認知度が高まる可能性がある

自社の新商品が、プレスリリースがきっかけで各種メディアで取り上げられることにより、たとえ無名の新商品であったとしても「あ!TVで取り上げられていた商品だ!」という風に、広告費をかけることなく認知度を高めることができます。

プレスリリースの構成

続いて、プレスリリースの構成について解説していきたいと思います。

まず、プレスリリースには以下の項目を必ず入れます。

例えば、自社の新サービスを発表するとしたら以下の構成で行います。

1.タイトル

→メディア関係者の目を引くタイトルを考える。

2.リード文(新サービスについての要約)

→メディア関係者が興味を抱く要約を作成する。

3.新サービスの特徴

→サービスの具体的な特徴を記載する。

4.新サービス開始の背景

→新サービスを開発するに至った課題やストーリーを伝える。

5.今後の展望

→「年内中に100万個の販売を目指す」「将来的にはフランチャイズ展開を目指している」などサービスの目指す姿を可視化します。

6.企業情報/問い合わせ先

→企業情報と問い合わせ先は必ず載せます。

せっかくメディア関係者の興味を引くことができたとしても、連絡先が掲載されていなければ、かなりの機会損失となってしまいます。

また、取材の問い合わせに迅速に対応できるよう、連絡先は広報担当者の連絡先を記載するようにしましょう。

プレスリリースの配信方法

プレスリリースの配信方法には以下の二つがあります。

1.ウェブ配信サービスを利用する

まずは、『PR TIMES』や『@Press』を活用する方法です。

それぞれのウェブ配信サービスのテンプレートに沿って、情報を入力し発信するだけなので、発信方法に関しては至ってシンプルです。

▼各種配信サービスはこちら

【1】PR TIMES

https://prtimes.jp/

【2】@Press

https://www.atpress.ne.jp/

2.メディアに直接アプローチを試みる

2つ目は各種メディアに訪問、メール、郵送、FAXなどの方法で直接PRを行う方法です。

例えば、以下の配信先が、挙げられます。

新聞社:日経新聞、朝日新聞

雑誌社:ダイヤモンド、東洋経済

ウェブメディア:マイナビニュース、ITmedia

もちろんビジネスのカテゴリ以外にも、ファッションや音楽、ゲームなど様々なジャンルの記者・編集者に届けていきます。

加えて、話題性や報道性がないと取り上げられないため、十分に戦略を練った上でPRを行う必要があります。

まとめ

プレスリリースは、企業が発表する公的な文章です。

自社の取り組みを効果的に訴求できる手法のため、使わない手はありません。

業態や企業規模に関わらず着手できる広報活動のため、経営手法の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

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